ぽっせのブログ

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【観戦記録】ジェフ市原千葉vs柏レイソル(サッカーPSMちばぎんカップ)

2年ぶりの開催となったちばぎんカップ柏レイソルドウグラスのゴールを守り切り0-1で勝利を収めました。

 レイソルの選手はコンディションが思わしくなく、試合を通してポゼッションを奪われていましたが、降雪の翌日で気温も低い中、大けがなく荒めのジェフを躱しきっての勝利となりました。

■放送はちばテレビが担当

 DAZNでの放送はなくちばテレビが放送を担当。

 放送開始直前のCMからオープニングの映像が大いに乱れやきもきしましたが、その後は問題なく中継されました。最初から引きでとっておけばいいビルドアップのシーンでのカメラの微妙なズームアウトがやや気になりました。

 ハーフタイム中のスタジアム外周でのロケ(リポーターがスタジアムグルメのレポートや関係者へのインタビュー)もありましたが、周りにサポーターがおらず、閑散とした雰囲気での撮影となったのが残念でした。

 実況はちばテレビの笹川アナウンサー。ジェフの選手名がほとんど頭に入っていない様子で、解説2名がどちらもレイソルOBということもあり、ジェフのホームゲームながらかなりレイソルにコミットした放送席となってしまいました。

 解説は増嶋、佐藤大のダブル解説。例年宮沢ミシェルが担当していた解説を今年はジェフOBでもある増嶋が担当。そんな中で増嶋はバランスをとってかジェフの監督とCBチャンミンギュの関係に触れたり、FW櫻川の性格や成長について言及するなど、バランス感覚をもった発言が好印象でした。試合中の発言も聞き取りやすく的確で、素晴らしい解説だったと思います。佐藤大は気ままに感想をつぶやく程度でしたが、増嶋との相性も良かったように感じます。

■(前半)ドウグラスの裏抜けでレイソルが先制

 ジェフのスタメンはGK新井章太、CBが左から鈴木チャンミンギュ、新井一耀。ボランチが田口と小林、2列目左から秋山、見木、風間、福満。ワントップに櫻川。
 新加入の高木、ブラジル人FWのサウダーニャはベンチスタート。

 試合開始からジェフが高い位置からのプレスでペースを掴みます。
 ジェフのキーマンとなったのは櫻川ソロモン。背負った状態からハイボールの処理、くさびを受けての落としとポストプレーを適切にこなし、コンディションの良さを伺わせました。ビルドアップの際にトップ下の位置までボールを受けにきたり、ロストした後は最終ライン近くまで戻ったりと裁量が与えられていましたが、90分バテることなくファイトし続けられるスタミナも見せました。
 一方でワイドに逃げるような動きはほとんどなく、センターレーンでのプレイを指示されていることが解説から示唆されていました。

 ジェフは組み立てる際のトップ下不在が目立ちました。田口、小林のダブルボランチの前に一枚壁があるような感じで、アタッカーである見木や風間、櫻川に繋ぐにはWBを経由しなければなりませんでした。中盤の狭く窮屈なエリアでのパスがつながらず、奪われて守勢に回るシーンが多くありました。

 レイソルは前半10分中盤でのミスパスを奪って細谷がスルーパス。ジェフのCB2枚がつられ、裏抜けしたドウグラスが先制点。
 42分にも古賀のオーバーラップによってジェフCB陣が崩れ、三丸のスルーパスからチャンスを作るシーンがありました。ジェフは昨シーズンリーグ2番目に失点数が少なかったそうですが、フィジカルやスピードで勝る外国人アタッカーの対処や数的不利になった時の対応は今一つ信用できないと思いました。

■(後半)両軍見せ場なく疲労感のある展開

 後半もジェフのオフェンスに変わりなく、ボランチからワイドを経由するところでつぶされるシーンが目立ちました。櫻川は2列目ではキープできても、ゴール前ではポジションを譲ってもらえません。
 左サイドの秋山は縦への仕掛けが2度ありましたがクロスに工夫がなくチャンスメイクには至りませんでした。右サイドの福満は攻撃参加はほとんどなく、カウンター時のポジショニングが消極的でした。同じく右サイドの風間は走り回って攻撃に守備にと奔走していましたが、組み立てには関与できず、後半早々にバテてしまった印象を受けました。

 ジェフは見木、風間、秋山、新井一耀を下げて、サウダーニャ、高木、末吉、高橋を投入。交代メンバーでは見木のポジションに入ったサウダーニャと、秋山のポジションに入った末吉に効果的な仕掛けと突破があり、スタメン奪取を伺わせました。
 後半ロスタイムに末吉の突破から深い位置でのクロスが上がり、高木がフリーのヘディングをミス(直後のシュートもポストに嫌われてしまいました)してタイムアップ。ボックス内で迫力のない櫻川、オプションとなる控えFW高木の不甲斐なさと、ストライカー不在を感じる後半となりました。

 レイソルも交代選手が目立ったインパクトを残すことはできませんでした。細谷は足を攣ってフル出場となりませんでしたが、効果的なポジションを取り続けアシストを記録。今日一番の出来だったかと思います。

 

■(総評)球春到来に期待を隠せず

 ジェフはビルドアップとネガトラ時のディフェンスに不安が。レイソルはそもそもコンディショニングに不安があり、今年も苦戦を予感させました。

 とはいえ開幕しないと何が起きるかわからないのがJリーグ。ジェフは外国人FW加入の報道もあり10何年ぶりの昇格に期待がかかります。

 私も今年で20年目のジェフサポーター。開幕グルージャ戦は大差をつけての貫禄勝ちを願っています。

 

ご愛読ありがとうございました。

下手くそな文章ですが今年こそ一生懸命書こうと思います。リアクション残していただけると励みになります。

ぽっせ