ぽっせのブログ

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【観戦記録】ジェフ市原千葉vsいわてグルージャ盛岡(サッカーJ2第1節)

今年もいよいよJ2開幕。

金曜日のJ1開幕戦 川崎vsFC東京は大変に締まった好ゲームで、本日のJ2開幕戦も大変に楽しみなゲームとなりました。

私の応援するジェフ千葉は船山、安田と経験豊富で気の利く選手を放出し、高木・風間らを補強。FWとCBの頭数が足りていませんが、ジェフサポーターからは今年はチャンスとの声もよく聞かれます。

 一方の岩手は昨シーズン終盤の富山戦を1試合見た限りですがFWブレンネルを前線の拠点に、堅守速攻を狙うチームに見えました。

富山から戸根を、鳥取から甲斐を獲得し、秋田豊監督がJ2でも通用するディフェンスラインを仕込んできたな、という印象です。

 

■(前半)岩手のハイプレスが機能しジェフを封殺
 ジェフのスタメンはGK新井章太、CBが左から鈴木、チャンミンギュ、新井一耀。ボランチが田口と小林、2列目左から末吉、見木、風間、福満。ワントップに櫻川。
 ちばぎんカップのパフォーマンスで序列が変わったか、左WB秋山から末吉に変更。

 岩手は4x4が高い位置でブロックを敷き、ハイプレスでジェフの組み立てを阻害します。
 ジェフは小林、田口からの展開を狙いますが、見木、風間、櫻川には狭い位置で剥がすほどのテクニックがなく、プレッシャーがかかった状態ではズレたパスやトラップミスが非常に多く、効果的なビルドアップができません。見木がボランチの位置まで降りて組み立てに参加することで、2度ほどチャンスを作ることができました。
 岩手の攻撃はワントップのブレンネルが収まる、剥がしてシュートも打てる、降りてきて散らすこともできると出色の出来栄え。

  右WBの宮市も運動量豊富で末吉を相手にせず、左WBの中村はキックの精度、フィジカルは衰えを見せませんでした。マッチアップの相手である福満には先制でコンタクトをとるなど、強かな性格も変わらず"らしさ"を見せつけてくれました。

 岩手はセットプレーなど中村のキックからチャンスを量産。ジェフはセット時ゾーンで守るため、新井一耀とブレンネルのミスマッチやファーサイドのフリーマンにやられるシーンが目立ちました。前半26分、中村のFKからファーでフリーになった宮市が先制点。

 岩手のスカウティングの成果でしょうか。ジェフのビルドアップの拙さとセットプレー時のミスマッチを丁寧に突かれてしまった印象です。

 

■(後半)岩手のディフェンスラインが下がるもCBの強固さに手も足も出ず完敗

 後半に入ると、岩手のディフェンスラインが下がったのと、宮市の運動量が落ちてきたためジェフが左サイドからチャンスを作るようになります。末吉の突破や見木の崩しは期待感が持てるシーンとなりました。

しかし櫻川は戸根と甲斐が完封し、福満は中村の対応がありほとんど攻撃参加できなかったため左で崩しても中はスカスカ、というシーンが多く、ゴールに迫るシーンはCKから新井一耀のヘッド1回のみでした。

 サウダーニャ、米倉、高木など交代メンバーもインパクトを残せず、試合はそのまま終了となりました。

■(総評)岩手は躍進を予感させる出色の出来、ジェフは左サイドの攻撃に期待感

 岩手は前半は高い位置でのハイプレスなどきちんとしたスカウティングが好印象。後半こそ足が止まりましたが戸根、甲斐、宮市、中村、小松、加賀美、ブレンネルはジェフの各選手とのマッチアップでもほぼ完勝し、J2でも十分活躍できる個の能力を証明しました。

 ジェフは左サイドで積極的に打開を図る末吉がやはり好印象。山岸、深井、谷澤、為田と個性的なジェフのサイドアタッカーの系譜ではないでしょうか。彼の突破から生まれるチャンスが今季の楽しみかもしれません。

 

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